類友？

　
　
陸事に行くと、当たり前ですが色んなクルマが車検を受けに来ていて、中には変なクルマやバイクが
チラホラいたりします。

車検で陸事に持ち込むのは、大手ディーラーではなく小規模ショップや修理工場の方、又は私の様な
ユーザー車検の方が多いでしょうから、街中よりそうした変なクルマ達に遭遇する確率が高そうです。

そんな感じで、変なクルマどうしが遭遇した場合、似た者どうしの親近感からお互いに声を掛け合う
ってのも、良くある話だと思います。「類が友を呼ぶ」って奴ですね～。

先週金曜のおんぼろ号車検の時にも、そうした「類友現象」が起きました（笑）

＜類友その１＞

当日朝一番で陸事に到着した時に、真っ先に目についたのが、レモンイエローのパールカラーの
コルベット・スティングレイ。
しかし気になったものの書類受付をするのに急いでいたので、私は一直線に陸事の建物へ。
入れ違いにコルベットは検査ラインへ向かってスタート。

その後１回目の車検トライアルに撃沈し陸事駐車場で「さてどうしたものか？」と頭を捻っていると、
にこやかに「何が引っかかったんですか？」と話しかけてくる方が。

「かくかくしかじか・・・」と説明した後、「ユーザー車検の方ですか？お車は？」と訪ねると、
例のコルベット・スティングレイの方でした♪

（この時は余り余裕が無くクルマの写真を撮らせて頂くのを忘れたので、Webで見つけたイラストを・・・）

クルマは81年式のコルベット。20年以上所有していて、いつもご自分で車検を通されているそうです。
やはり今まで色んな所で引っかかっていて、しかも指摘されるところが毎回違うということで、
「そうなんですよね～、困りますよね～」とお互い愚痴をこぼし合いました（笑）

声をかけて頂いたのも何かの縁だと思い、「広島地方での仲間内で旧車イベントにをする時に、声をかけてもいいですか？」と聞くと、「ぜひ～♪」とのことでしたので、メルアドと電話番号を交換させて頂きました。

中国地方のイベントに、そのうちマッチョなアメリカンスポーツのゲスト参加があるだろうと思います。
皆さん、その時はよろしくデス★

＜類友その２＞

３度目の正直で検査ラインに並んでいると、旧車独特の勇ましいキャブの吸気音が近づいて来ました。
音の方を見ると怪しげなクルマが近づいて来て、もう１台の怪しげなクルマの後にピタリと付けました（笑）

おおっ、サバンナRX-3♪　
私がニヤニヤしながらクルマを降りると、向こうもニヤニヤしながら降りて来ました（笑）

「RX-3、カッコいいすねぇ～♪」
「変な赤いクルマがおるのぉ～と思ぅて後につけたんよ～、ええねぇ～、この紅白の２ショット♪」
「このRX-3は友達のクルマなんよ。ワシのはもっと新しいけぇ～」
「何乗ってるんですか？」
「SAのRX-7」
「それ全然新しくないですよ～」
「わははは・・・」

みたいな感じで盛り上がり、3回目トライアルの緊張感が一気になくなりました（笑）

色々かなり詳しいので「ショップの方ですか？」と聞くと、そうではないが知人に頼まれて良く構造変更申請等を代行したりしているそうです。

「やっぱりわしらの世代はダックテールよのぉ～」と盛り上がったり・・・

色んなモディファイの事の車検対応について質問させてもらったり・・・

パーツの入手について話をしたり・・・
RX-3はパーツで苦労していて、オーストラリアから取り寄せたりしているそうです。

検査の方は、不運な事に検査ラインに入った途端にオルタが不調になってしまったそうです。
その後、お仲間に電話して代わりのオルタを持って来てもらった様で、陸事の駐車場で交換作業が始まりました。その交換作業の速い事・・・10分もかからずに交換終了、まるでレースのピットインを見ている様な。う～ん、お二人ともただ者じゃない感じです（笑）

こちらの方とはそのうちまた陸事かどこかでお会いしそうな気がするので、連絡先の交換はせず
「それじゃまた！」と言って別れました。

このお二人以外にも、駐車場でフェンダーを引っ張っている時、「昔、2000のベルリーナに乗っていた」という整備士の方に声をかけてもらったり、車検のシールをもらう時に係の人が「いいですねぇ、大事に乗ってくださいねぇ～」と言ってくれたり、車検場は苦労する事もありますが、楽しいふれあいも結構あります。
車検でない時に「変なクルマ探し」「類友探し」に出かけるのも楽しいかも知れませんね～（笑）