おんぼろアルファ復活の日

Yahooブログから引越してきました。ヒストリックカーライフwithサンデーメカ、DIY、釣り、野菜作り実験、アウトドアなどの記事が多いと思います。最近、YouTubeにアルファロメオ1750GTVの動画をアップしています。https://youtube.com/user/eichwaldchen よろしくお願い致します。

車検用タイヤ&ホイール準備 ~ 組む方も難関だったw

おんぼろ号車検の最低地上高不足対策として、車検用のホイール&タイヤと、その他諸々を手配しました。
 
車検の際に必要な最低地上高90mmに対して、おんぼろ号は現時点は80mm。
最低地上高ターゲットを95mmにして、+15mmをタイヤ外径アップで稼ぐことにしました。
 
おんぼろ号の今のタイヤは、185/70R14で外径615mmなので、外径645mm (+30mm)のタイヤが必要になります。

これを14インチのままで外径645mmのタイヤを探すと205/70R14になってしまいますが、タイヤがはみ出てしまうのでアウトです。
 
なのでホイールは15インチホイールにすることとし、できるだけ細いタイヤで外径645mmを探した結果、、、
 
・タイヤは、165/80R15、外径645mm
・ホイールは、15×5.5~6J、オフセット26~35mmくらい   

で、できるだけ安いものを探すことにしました~
 
 
まずタイヤですけど、165/80R15ってなかなか種類が少ないですね~

このサイズ、どうやらVWビートルやポルシェ356のサイズの様で、お値段は張りますがミシュランXASやピレリCN36、コンチネンタルなんかのヒストリック用タイヤがあるみたいで、それもなかなかシブい選択です。

でもおんぼろ号の場合は車検用タイヤにお金を使う訳にはいかないので、某オクで安い中古タイヤを探したんですがほとんど出品がなく、思いのほかタイヤ手配に苦労しました。
 
唯一見つかり、運よく落札できたのが、
 




 
KUMHOの165/80R15のタイヤ。程度はまあまあで山もかなり残っているので、車検上は全く問題なさそうです。
 
 
ホイールの方も価格重視ということで、某・北の情報提供者からの有力情報を基に、PCDが同じ108のプジョー/シトロエン用ホイールを流用し、ハブ径違いは5mmスペーサーでクリアすることにしました。
 
やはり某オクで入手したプジョー用鉄チンホイール、
 




 
15×6J、オフセット27mmです。
 
あと併せて手配したのは、
 


 
5mmホイールスペーサーに、エアバルブ、それからエアバルブの虫ゴム回し。
これで一応タイヤ関係のブツは揃いました。
 
 
後はタイヤ&ホイールの組込み。

今までだと、タイヤの組み替えをする時は知り合いの修理工場にお願いしてやってもらっていたんですが、ネットで調べてみると、今回はKUMHOだけに組む方だけ(オヤジギャグw)ということもあり何となく自分でもできそう。

一番の難関は「ビードを上げる」という工程で、皆さんここでいろいろ苦労されている様ですが、物は試しという奴でやってみることにしました~
 
 
まず最初はホイールへのエアバルブ組込み。

ホイールの裏から取付穴にエアバルブを入れ、外に引っ張り上げると嵌るみたいです。エアバルブを引っ張る為の専用ツールもあるみたいですが、届いたエアバルブを見てある方法を思いついたのでやってみました。
 


 
ちょうどエアバルブのネジ部にはまるようなサイズのワッシャを準備し、
 
バルブにはめキャップで固定します。このワッシャを掴んでエアバルブを引っ張り上げる作戦です。
 


 
強度を出すためにワッシャは2枚重ねにしました。
 
それではやってみま~す。
まずエアバルブにシリコングリスを塗り滑りを良くし、
 


 
穴に差し込み、ワッシャをプライヤーでつかみ引っ張り上げます。
 




 
うまく引っ張れて簡単に嵌りました。作戦成功~♪
 
 


 
お次はホイールへのタイヤ組込み。

作業開始前に、参考にさせて頂いたDIYで組まれている方の記事をおさらいし、やってみます。
 
まずタイヤのビード部分にもシリコングリスを塗って滑りを良くし、
 


 
シリコングリスを塗った面を下にして、ホイールの上から嵌めていきます。
 


 
半分を嵌めて脚や膝で押さえながら、残りの部分を押し込んでいきます。

1本目を組んで気が付きましたが、シリコングリスを塗るのは足で押さえていない側の半分だけでいいですね。
 
足で踏んだり手で押し込んだり、入りにくい時はタイヤレバーを使ってビード部を伸ばしてやり、
 


 
ホイール裏側にくるビードがホイールの内側に嵌りました。

 
今度はホイール表側にくるビード部に再びシリコングリスを塗り、
 
今度はタイヤレバーを使い、てこの要領でビードを拡げながら少しずつビードをホイールの内側に嵌めていきます。
 


 
ここでのコツは、タイヤレバーの先をホイールに当てる位置で、
 


 
ホイールのへこみの部分にタイヤレバーの先を当てて支点にし、タイヤレバーでビードを外側に拡げて嵌めていきます。

あとは腕力w
 


 
ハイ、裏側も嵌りました~
 
今回は細いタイヤなので比較的楽なんだと思いますが、それでも足と腕力を総動員しての力技なので、4本嵌めると結構疲れます。
 



まあでも、ここまでは順調に終わりました。
 
サイドウォールの固いワイドタイヤとかだともっと大変なんだろうな~
 
 
さて最後に残るは、今回のクムホ、じゃなくてナンカン、じゃなくて難関の「ビード上げ」です~(再びオヤジギャグ)

ホイールにタイヤを嵌めただけでは、ホイールのリムにタイヤのビード部がかかっていなくて隙間があるのでエアが入りません。ビードを上げてホイールのリムにかけてやる必要があり、この作業を「ビード上げ」と言うらしいです。
 


 
まず空気が入る量を増やすために、虫ゴムを外します。

コンプレッサーが強力でエアの注入量が隙間から漏れる量よりも多いと、これだけでビードが上がることもあるらしいので、試しにコンプレッサーでエアを入れてみました。
 


 
ブッチャーみたいにシューシュー言うだけで何も起きず。やはりだめですかw
 
ビードを上げる為の方法はいくつかあるみたいで、タイヤに乗ったりハンマーで叩いたりしてタイヤをつぶしてビードにリムをあてながらエアを入れるやり方や、中には可燃性ガスをタイヤの中に入れ、火をつけて爆発させ一気にビードを上げる、という荒業をする人もいるみたいです(怖)。
 
チキンなワタクシが選んだ作戦は、タイヤをつぶしてビードをリムに押し当てる作戦。
荷締め用のベルトを使ってタイヤを締め上げて、どうにかならないか?
 
ベルトで締め上げた状態でエアを入れてみますが、それだけではあまりタイヤがつぶれてくれず、あいかわらブッチャーがシューシュー言っていますw

トライ&エラーで、そのままタイヤにまたがってロデオボーイしてみたり、タイヤを押してつぶしたり、木づちでタイヤをバンバンしてみたりしましたが、なかなかうまく行かず。

「こりゃあきらめて修理屋さんに持って行くかな~」と思いつつタイヤを立てかけてもう一度エアを入れてみると、タイヤを立てたはずみでうまい具合にリムとビードの隙間が無くなったのか、「キーン」という音と共にエアが入り始め、「バンッ!」と言う音と共に片側のビードが、続いて2発目の「バンッ!」と共に2つ目のビードが上がってくれました。ブッチャー退治に成功!


 


 
やはりベルト締め上げ作戦は効果があった様ですが、もっと締め上げを強くした方が良さそうなので、2本目は、
 


 
ベルトで締めた後に木端を挟んで締め上げてみたところ、ブッチャーがいなくなりエアが入りました~
 
よっしゃ~、3本目も同じく!とやってみましたが、今度はうまく行かず。
 


 
結局、ベルト+木端3個(だいたい120度間隔)で締め上げるのが良さそうなことが判明。めでたく4本のビード上げに成功しました!

ラチェット式の荷締めベルトがあるといいかもしれませんね~。でもまあ、お店に頼む方がモアベターですw
 
 
タイヤに虫ゴムをつけてエアを注入し、タイヤ&ホイールの組付け完了。
 



 
一応自力で出来ましたが結構疲れました。 クムホ―もナンカンもあなどれませんw
 
 
 
 
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