昨年8月に、知人にレンタル移籍したサンク嬢ですが、5月末に、出戻って帰ってきました。
知人の話によると、車検を取ったものの調子が悪く路上で止まってしまうことが何度かあり、ギブアップとの事です。
戻ってきたサンク嬢を見てみました。
まず、ラジエターのコア増しと水温計の追加をしてくれています。
サンクは元々冷却能力が足りず、エアコンを使うとオーバーヒートしそうになる為、私はエアコンは使っていなかったのですが、知人はエアコンを使える様にしたいとの事で、手を加えたそうです。
ただ、コア増ししたものの、やはり熱的には厳しいとのこと。一度オーバーヒートしたそうです。
チェックすると、ダメージのある部分が色々ありました。
まず、内外装ですが、
メーターバイザー
大きくひび割れ、取り付けも破損。
無理矢理外そうとして壊したんでしょうか。
運転席と助手席シート表皮
キーレスエントリー
キーに付いていたキーレスが無くなり、室内の受光部が破損。
リアワイパー
ワイパーブレードの取り付けフックが折れて、ブレードが室内に置いてありました。ブレード外そうとしてフックを壊したんでしょうか。
インパネ小物入れリッドの破損。
これは以前壊れて、結構苦労して直したところが、また壊れた様です。
https://onboroalfa.hatenablog.com/entry/2020/11/30/215338
エンジンルームですが、
まず、下の写真が、以前撮ったオリジナルのエンジンルーム。
これに対していくつか変更されており、オリジナルに戻す・修復したい箇所があります。
オリジナルはコンピュータとコイルが組み合わさったユニットで、エンジン回転の信号負圧を受けてコンピュータが進角をコントロールするという仕組みになっています。ディストリビューターの機能は単純に、コイルからの電気を各気筒に分配するだけです。
これが、コンピュータは使用せずに、コンベンショナルなコイルを設置し、ディストリビューターを進角機能のついたものに変更してありました。(古典的な点火システム。)
ショップでの整備中に、重たいものをオリジナルの点火コイルの上に落として壊してしまった為、こうしたと聞いています。エンジンはかかります。
ただしディストリビューターのバキューム進角のホースが途中で挟まって潰れている上に、どこにも接続されていませんでした。
しかし私はこのイグニッションシステムの変更が、路上でエンジンが止まる原因ではないかと思うので、なんとかコンピュータを使ったオリジナルのシステムに戻したいと思ってます。
キャブリンケージ
長さ調整のネジ部分が折れて溶接で補修。また、樹脂のターンバックル部分が裂けて針金で巻いています。
これも、ショップで作業中に壊したと聞いています。ネジを買ってきて修復しようと思います。(現状でも一応機能しています。)
エアクリーナーボックスの蓋
何故か穴がたくさん開けられています。
これも塞ごうと思います。
少しずつ直していきます。
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