その1で、長さ調整がうまくいかなかったスロットルケーブルを組み直します。
まず、スロットルケーブルを構成する部品の組み合わせの正解が分からないので(今まで付いていた部品の組み合わせもノーマルでは無さそう)、情報を集めることにしました。
手始めに、手持のヘインズのサービスマニュアルをもう一度見直し、スロットルケーブルの細かい説明やイラスト/写真はないかと探しましたが、やはり見当たらず。
サイバー捜査官となりネットで情報を集め、ようやくいくつかの画像を見つけました。(サンクはあまり情報が無いんですよね〜)
捜査の結果、ダンパー的な部品の位置が、①バルクヘッド側(ペダル側)と、②キャブリンケージ側(サンク嬢は今までこちら)の、2パターン出てきて悩んだんですが、、、
①パターンの、1枚目の写真の右上に、ルノー純正部品のシールがあるのが決め手となり、この画像に映っているイラストを信用して、
シンプルに、↓の部品構成とする事にしました。
インナーワイヤーと部品を組み直し、キャブリンケージ側まで繋げてきて、長さを合わせます。
前よりもずいぶんスッキリした感じになりました。
リンケージと繋ぐ金具をハンダ付け。
これで一応くっ付いてるとは思うんですが、念のために、ワイヤーとのハンダ付け面積がより大きくなる様に、一回り細い銅管を切り出し、
ワイヤーにはまる様に加工して、
ワイヤーにはめ込みハンダ付けしました。
ワイヤーとキャブリンケージを繋ぎ、アクセルペダルを踏んで、うまく作動するか確かめてみます〜
こんどはうまくいった様です👍
これでスロットルケーブルの修理は一応出来ましたが、ついでに気になるところに手を入れておきます。
まず一つ目は、ブリーザーホースの修理。
前に、左側のエンジンヘッドカバーとの接続部分が裂けていたので取り敢えずテープを巻いていたんですが、テープが溶けてギトギトになっちゃってます。
ホムセンで買ってきた耐油ホースと交換します。内径15mmがあれば丁度いいんですが無かったので、内径16mmのホースをホースバンドで締めて使います。
耐熱性がちょっと心配なので、
エンジンに近いところにグラステープを巻いて、
その上からコルゲートチューブを巻いて気休めをしておきます。
ホースは長めにしてエアクリーナー側ホースと接続。今までエアクリーナーを外す時に、ブリーザーホースの接続部分が隠れていて切り離しが面倒だったんですが、今度からここで切り離せるので、作業性が改善されると思います。
二つ目は、エンジン始動性改善を狙ったアーシング。
サンク嬢、今までエンジンの始動性があまり良いとは言えず、その日一発目の始動は、アクセルの踏み方に気をつけながら、何回かセルを回す必要がありました。
今回も、スロットルケーブル修理後のエンジン始動に手間取ってしまったので、始動性改善を狙いアーシングしてみる事にしました。
アーシングの効果については諸説ある様ですが、旧車の場合は錆などの経年劣化で電気の流れが悪くなっているでしょうし、いくらか効果はありそうです。
アーシングケーブルですが、良く売られてるアーシングケーブルを買うとそれなりにお高いので、ホムセンのケーブル切り売りコーナーで使えそうなものを物色。2芯 X 2mmスクェアのケーブル(丈夫そうなキャップタイヤケーブルというやつ)を買い、2芯をより合わせて4mmスクェアにして使うことにしました。
端子を、かしめ&ハンダ付けし、アーシングケーブルを製作。
ケーブル接続箇所ですが、
1. まず、バッテリーのマイナスケーブル周辺を観察するとすぐ近くにボディ側の接続箇所があったので、そこからアースを取ることにして、
2. 1系統目は、1からスパークプラグ近くのシリンダーヘッドに。
3. 2系統目は、1からイグニッションコイルの固定ボルトに繋ぎ、
4. さらに、3を中継してトランスミッションケースに繋ぎました(スターターモーター狙い)。
全体像はこんな感じです。地味なケーブル使ったおかげで、目立たず大人のアーシングになって良かったと思いますw
で、肝心の効果の方ですが、これが期待以上にバッチリ♪
ドキドキしながら、いつもの様にアクセルを数回踏んでキャブにガソリン送ってからスターターを回したら、なんと一発始動しちゃいました👍👍👍
まあサンク嬢、やはりかなりのお年で劣化してるってことが証明された訳でもあるんですけどね〜(笑)
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