到着と共に、既に入れ食い状態でした(笑)
とてもきれいな状態だったので、てっきり最近レストアされたのかと思ったら、なんと、生産されてからのオリジナルだと聞きビックリ!イタリアでオリジナルで乗られていたクルマを見つけ出し、最近輸入されたのだそうです。
きっと地方都市のおばあちゃん辺りが、ていねいに乗っていたんでしょうね~(と、勝手な妄想)。
きっと地方都市のおばあちゃん辺りが、ていねいに乗っていたんでしょうね~(と、勝手な妄想)。
室内もすごくきれい。最も初期の頃のインパネだろうと思います。
柔らかそうなシート。色味が何とも言えない。さすがフランス、お洒落です。
横置きFFに比べてスペースがあり整備性が良さそうです。樹脂部品も少ないし、もちろん電子制御なんてないし、修理しやすそうだな~。たぶんうちのサンク嬢よりマイナートラブルは少ないでしょうね。
でもエンジンは置き方は違うけれど、基本的にうちのサンク嬢と同じカウンターフローのOHV、冷却系まわりの部品も同じ部品が結構ありました。
面白いと思ったのが、エアクリーナーの空気取り入れ口。
今は冬用にExマニフォールド近くに空気取り入れ口のあるパイプにホースがささっていて、暖かい空気を吸いキャブのアイシングを防ぐ様になっています。それとは別に夏用のパイプがあり、こちらはラジエターグリルからフレッシュエアを吸う様になっています。季節によってホースを差し替える、という非常にシンプルな仕組みですね。
それではディテールの写真。
シンプルで高級ではないけれど、隅々まで気を使ったデザイン。
ルノーの菱形マークを取り入れたディテール。
排気管はサイド出し。これがノーマルと聞いてビックリ。
昔、東京で、初代サンクアルピーヌで同じ様なサイド出しのクルマを見たことが有り、てっきりストリートレーサー風に改造しているものだと思っていましたが、あれもノーマルだったのかも。
昔、東京で、初代サンクアルピーヌで同じ様なサイド出しのクルマを見たことが有り、てっきりストリートレーサー風に改造しているものだと思っていましたが、あれもノーマルだったのかも。
それにしても絶妙な色ですね。
テールゲートの開閉を支えるのはダンパーではなく、こんな方持ちのリンク構造。
こういうところもそそられるなあ♪
こういうところもそそられるなあ♪
帰って雑誌で確認したら、同じ初代の初期型でもサイド出しと後出しと両方あるようです。エンジンによって違うのか、市場によって違うのかもしれませんね。
シフトもフロアシフト以外にも、キャトルと同じ様なインパネシフトもある様です。
う~ん、なかなか奥が深い(笑)
この時代(70年代)のクルマまでは、大量生産の大衆車でも、何か手造り的な味が残っていますね。
特にこの初代サンクは、それまでの昔ながらのクルマ造りの香りを残す部分と、新素材のプラスチックを意欲的に取り入れて新しいデザインのクルマを生み出そうとした部分を合わせ持っている様な感じです。
特にこの初代サンクは、それまでの昔ながらのクルマ造りの香りを残す部分と、新素材のプラスチックを意欲的に取り入れて新しいデザインのクルマを生み出そうとした部分を合わせ持っている様な感じです。
いや~、良いモノを見せて頂きました。オーナー様、どうもありがとうございました。
(続く・・・次はローバーP6)
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(続く・・・次はローバーP6)
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