皆さん、カーペンタービー(大工さんのハチ)と呼ばれているハチをご存知ですか?
ワタクシは知らなかったんですが、思わぬ事で身近にいる事を知りました。
5月に入って直ぐの、STAY HOME中のことです。
うちの奥様が「玄関でブンブン言ってるので見たら、ハチが軒に穴を開けて巣を作っているみたいだ」と。
前にも軒下やガレージの中にスズメバチが巣を作りかけていたことがあったので、
(https://onboroalfa.hatenablog.com/entry/2019/05/15/001636)
これはマズいと思ったのですが、話を聞くと、スズメバチではなく、クマンバチの様です。
クマンバチは見た目はゴツいので怖そうですが、こちらから余程何かしない限りは人を攻撃する事はない大人しいハチなので、その旨伝えると少し安心した様でした。
調べてみると、木に上手に穴を開けて巣を作り、それで英語ではカーペンタービーと呼ばれているそうです。
ただ木をダメにしてしまう事もあるそうで、それは流石に困るので直ぐに対策する事にしました。
玄関の軒をチェックに行くと、
ありました〜
軒の、いわゆる「破吹板」と言われる板の下側に、親指くらいの大きさの穴があいています。
それも一つや二つではなく、50cmおきくらいで、一つの破風板に5個くらいの穴が開いていて、クマンバチが出入りしているのもあります(汗)
ハチは普通、隣り合わせに巣を作ることは少ないらしいですが、クマンバチは大人しくフレンドリーなので、良い場所があるとすぐ近くに並べて巣を作るらしいです。
ウチはどうやらクマンバチに人気の好物件だった様で、近所のクマンバチがクチコミで集まってしまったみたいです。困ったもんです。
このまま放置すると、クマンバチのマンションになってしまいそうなので、クマンバチには申し訳ないですが、退去して頂きます。
情報を集め準備したのがこちら、
クマンバチが苦手な匂いの、ミント水。
ミント水をスプレーする為の容器。
それから、クマンバチが退去した後の穴を埋める為の木造用パテ。
それでは作戦開始〜
脚立に登り、巣穴にスプレーのノズルを突っ込み、ミント水をブシュ、ブシュ、ブシューッとたっぷり吹き付けて、退避します。
そうすると、中にクマンバチがいる場合は、クマンバチが痺れて転がり落ちてきます。
落っこちたクマンバチは、死ぬ訳ではなく、しばらく動けないだけの様で、しばらく地面でじっとしていますが、
15分くらいすると回復し、何処かへ飛んでいきます。
巣の中にクマンバチがいない場合は、戻ってきて巣穴に入ろうとしますが、ミント水の匂いが嫌で入れない様で、周りをウロウロしていますが、遠距離からミント水弾を何発かお見舞いすると、諦めて飛んでいきます。
ミント水が乾いたら再び脚立に登り、木工パテで巣穴を埋めれば作戦終了です。
一度木工パテで埋めてしまうと、同じ場所を再び掘り返す事はしないみたいです。
ただ何日かすると、別の場所に巣穴を作ろうとします。
見つけたらミント水を吹きつけておいて、直ぐに木工パテで埋める様にしています。
5ー6月は巣穴を作る季節だそうで、定期パトロールを怠れないですね。
一連の作業を、最初は念のため防虫ネットを被ってやっていましたが、ミント水弾を撃ってもクマンバチは逃げるだけでこちらを攻撃してくる事は無いので、最近は特に何もつけずに作戦遂行しています。
クマンバチ、見かけと羽音はイカツイですが本当に大人しいハチなので、専守防衛の精神で、殺さずに退去してもらうだけにしています(笑)
ミント水射撃用の水鉄砲です。
射程8-10mという事で、ギリギリですが2階の軒までが射程距離に入ります。あとメリットは、なんとなく気分が上がることですね〜(笑)
デメリットは、一回に出る量が多く装弾数が少ない事で、ここは改良したいところです。
余談ですがクマンバチくん、
体の割に羽が小さく、航空力学的には飛べるはずが無く、何故飛べるのかが最近まで分からなかったそうです。なので「不可能を可能にするハチ」と言う意味で、会社やスポーツチームのトレードマークに使われる事も多いそうです。
http://www.s-graphics.co.jp/tankentai/news/roboticfly.htm
映画トランスフォーマーで、人間の味方のバンブルビーも同じ仲間みたいです。
クマンバチくん、実は愛されキャラだったんですね。
でも巣穴作りは、ほどほどにお願いしたいです(笑)
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